オロポの謎
風来坊のサウナ録(9)
東海オンエアの動画で初めて、
「オロポ」という言葉を知った。
これは以前もサラッと書いているが…
そこからどんなものか、気になってきた。
ようやく飲み物であるということは分かったが、
実際にどこへ行けば飲めるのか…全く分からなかった。
そんな中、新しいサウナがオープンになったとのことで、
お邪魔してみると…そこのドリンクメニューに、
「オロポ」の文字を見つけ、初めて注文してみる。
初めて飲むと、身体に水分が吸収されていくのが分かった。
珍しい感覚で、生き返った感覚になった。
サウナ中もこまめに水分補給はしていたはずなのに…
身体はこんなにも水分を求めていたのか。
世間の定番が、自分の定番になった瞬間だった。
< 風来坊のサウナ録、ここでは一旦終了 >
辛く険しい道を選べるか?
理想はきっとこうだ。
年末ジャンボ宝くじを当てて、
そのことを告げずに、自己都合で仕事を辞める。
その賞金で文章を書きながら、細々と暮らしていく。
「好きなことを仕事に」は、
今でも憧れるし、実現したいと思うことだ。
しかし、現実はそんなに甘くない。
才能がないのであれば、
それなりの努力をしなければならない。
その覚悟があるのか…必ず問われる時がくる。
その段階で、ほとんどの人が脱落するのである。
年末ジャンボ宝くじを買う予定がないので、
きっと現実を生きるのみである。
けれども、ちょっと先の「今後」のことを考え始める。
今の仕事を無事定年まで走り切ったら…?
嘱託として残れたら残るのか?
それとも、悠々自適に暮らす…いや、暮らせるのか?
色々と考えは巡るけれども、
今とは違うスキルも身につけておきたいところ。
さて、自分には…辛くとも努力する覚悟があるだろうか?
会いたかった人
仕事の関係で遠出をした。(かなり前の話になった)
昔はよく訪れていた土地で、その度に通っていたお店がある。
自分の性格上、自ら話を振ることはできない。
だから、その店に頻繁に通ってはいたものの、
同じ席に座り、同じようなものを注文するだけだった。
そんなある日、いつもと同じ席に座り、注文を済ませた後に、
店員さんのひとりに声をかけられる。
「いつも来てくれてますよね?」という何気ない一言から、
行くたびに軽くおしゃべりしてくれるようになった。
そんな環境ができたにも関わらず、
事情があって、なかなか行くことができなくなった。
そして、コロナ禍に突入し…その土地を訪れることもできなかった。
数年間のブランクを経て、久々にお店へ行ったわけだが…
その店員さんがいるかどうかも分からなかった。
入店早々、まずは存在を確認…よかった、まだ働いていた。
そして、注文をして、飲み物をその人が持ってきてくれたが…
特に何も会話なく終了。
やはり、数年も経っているから…さすがに忘れてしまったか。
ちょっと諦めながらも、来るたびに食べていたメニューが到着した瞬間、
「お久しぶりです」と、いつもの感じで声をかけてくれた。
あぁ、覚えていてくれたんだなぁ〜!(涙)
自分の顔は笑顔になっただけだったが、心の底から嬉しかった。
その方は現在、お店のオーナーになったとのこと。
他の店員さんに指示出ししながらも、テキパキ動くオーナー。
うん、以前と同じ雰囲気だけど…やはり素敵な方だなと思った。
美味しい料理を食べて、お酒もちょっと楽しみ…店を後にする。
お腹も心もいっぱいになった、遠い土地でのひとときであった。
好きな街のひとつ
小樽や函館も好きなのだが、
もうひとつ好きな街がある。
それは「釧路」である。
この前、久しぶりに釧路を訪れた。
駅の中は配置などがかなり変わっていて、
慣れないまま後にすることとなった。
そして、駅から出ると…懐かしい光景。
パッと見た印象ではあまり変化がないような気もしたが、
細かく見ていけば…変化はもちろん、ある。
お気に入りだった喫茶店が閉店してしまったり、
行きたいお店には定休日ができたり…
どんな街においても、些細なことは変化していくものだ。
ほとんど駅周辺しか歩くことはないが、
その周辺の特徴は「時の止まった建物が多い」ということ。
旧丸井今井の建物なんかは、特に味がある。
…と書けば、いい風に聞こえるかもしれないが、
そこに住む人にとってはどうだろう?
老朽化が激しく、天井が落ちている箇所もあるから、
安全ではないわけで…周辺の人は不安にも思うだろう。
新陳代謝的な変化(大きなマンションが建っていた!)もあれば、
変化せずに残されたものもある。
そんな街を、ゆっくりと眺めるのであった。
旧文化と新文化
コロナ禍になってから、
「飲み会」という文化が自分の中で消え去った。
世の中的には復活の兆しがあるのだろうが、
我が職場では…その流れは皆無である。
(水面下では開催されているだろうが)
そんな文化が消えたおかげで、
仕事終わりなどに時間ができた。
その日々の中で自分の新しい習慣になったのは…
「サウナ」である。
キッカケは偶然。
温泉が目的で来ていた大浴場で、
たまたま設置されていたサウナへ入り…
最高にリフレッシュできたのが始まりである。
廃れる文化あれば、活気づく文化あり。
そもそも、今の自分には…飲み会文化は適さない。
健康的で新しい…サウナという文化の方が魅力的である。
こうして、飲み会が旧文化となり、サウナが新文化となる。
人生、生きているうちに…
文化も色々と様変わりするんだろうな、今後も。
恥ずかしいネーミング
健康に気を遣った生活はしているものの、
時々食べたくなるもの…パフェ。
カフェが色々と工夫をして、作り出すスイーツ…
だと、個人的には思っている。
ゆえに、それを食べるのは楽しみ過ぎる。
最近、ネーミングにも工夫を感じる。
その工夫ゆえに…困ったこともある。
ネーミングが、とてつもなくカワイイのである。
よく遭遇するのが「くまさんパフェ」なるもの。
アイスにお菓子などをトッピングし、
チョコで目などを書き込んで…くまさんにする。
写真で見ただけでも、実際に見たくなる出来である。
さぁ、それなら注文しよう。
ただ、注文はタッチパネルじゃない。
店員さんに言うのだ…そのネーミングを!
こっちはオッサンである…
その名前を言うのが、とてつもなく恥ずかしい!
けれども、この日も恥を忍んで言った。
「あっ、あの…くまさんパフェ、ください」