映画雑感 「ROMA/ローマ」
タイトルが「ローマ」だから、
イタリアの話かと思っていた。
実際の舞台はメキシコ。
色はなかった(映画は白黒)けれど、
映像はとても美しく感じた。
やはり、映画の映像は美しくあるべきだなと。
左右・上下に流れる映像が多かった気もする。
映像自体を楽しめて、とてもよかった。
音も驚きだった。
ミニシアターでの上映だったが、
あたかもその場にいて、主人公達を見ている
ような感覚に襲われる。
近くで泣いている人がいるのかと思って、
見回してしまったが…映画の中での出来事だった。
そのくらい「臨場感」も味わえた。
内容は明るくないのだが、
映画の世界に魅了された。
考えるのではなく、
主人公達の生活を垣間見るつもりで、
観てみてほしい。
久しぶりに、観てよかったと思える作品だった。