マイカル小樽
前回の記事で登場した…マイカル小樽。
これについても、
なかなかに複雑な気持ちになります。
夢のような場所
「マイカル小樽」というのは以前の名称で、
今は「ウイングベイ小樽」と言います。
小樽築港駅が近くにあるという、好立地の商業施設です。
完成当初は様々な店舗が入っていて、
何度行っても楽しい場所でした。
「小樽にも、こんな大きな商業施設ができたんだ!」
子どもだった自分は…ただ、喜ぶだけでした。
夢には必ず…終わりが来る
けれども、そんな賑わいは…時とともに消えていきました。
いつの間にか色々あった店舗が消え、
大型店が参入し、「色気」がなくなっていきました。
オープンした頃には、大広間的な場所で
定期的に動いていたモニュメントのショーも、
気付けばなくなり…そのモニュメントには埃が。
当初、観光客などの「外の人」をターゲットにしていたのか?
それは調べてみないと分かりませんが、
どんどん小樽市民寄りの商業施設へと変化していきました。
(付近住民にとっては、便利だと思うのですが)
かつてあったもの
数年前には、観覧車もありました。
カラフルな骨組みで、写真を撮るにはいい被写体でした。
ただ、景観的にはどうだったのか…疑問が残ります。
色々な場所から見る小樽築港の風景が、
かなり変化したのだろうなと思います。
今は撤去されて、あったことすら忘れそうです。
時間は戻せない、前へ進むのみ
オープンしてから数十年。
すっかり土地には馴染んだのでしょうが、
馴染むとともに、劣化が目立つようになった気がします。
周辺も賑わった形跡は見られませんし…。
子どもの頃に見てた姿と大人になって見た姿。
本当に夢でも見ていたのかと思うくらい…
変わってしまいました。
当時の大人達も、複雑な気持ちで見ているのかも。
でも、建った以上は生き抜いてもらいたい。
今後も頑張ってほしいものです。