お気に入りの家を見つけよう
今週のお題「引っ越し」
何度か引っ越しを経験しているものの、
記憶に残っているシーンは意外と少ないものだ。
(きっと、大変なことが多かったから)
そんな中でも、鮮明に覚えている光景がある。
それは、前に住んでいた家を引き払う時のことだ。
既に新しい家での生活が始まり、
管理会社のチェックを受けるため、戻ってきた前我が家。
ガランとした部屋の隅に足を伸ばして、座ってみた。
何もない部屋、ちょっと変な感覚だ。
それもそのはず…数日前まで、普通に生活していたんだから。
座って色々と考えていると、何もないはずなのに、
目の前に映像が投影されるかのように思い出される。
別に悲しいわけでもないのに、ちょっと切ない気分になった。
何もない、この部屋の光景は…これからも忘れないだろう。
以前住んでいた家は、運命的に出会えたところだった。
これから新生活を迎える人には、気に入った住処を見つけてほしい。
だって、プライベートを過ごす大切な場所になるから。
そして、お別れの時に…ちゃんと悲しんであげられるように。
お家選び、ちゃんと向き合うことをお勧めする。