勝手な妄想
ある飲食店にて。
昔ながらの家をリノベーションしたようで、
古民家風ではありながらもオシャレな店内。
入口ももちろん、古風であったのだが…
扉に使われていたガラスが気になった。
そのガラスは透明ではなかったので、
外からでは店内の様子が分からない。
客側としては店内の様子が分からないので、
入店する時に若干緊張する人もいるだろう。
ただ、ここでは店員側のことを考えてみた。
<以降、勝手な妄想である>
お店をオープンさせた当初は、
カウンターからその扉をよく眺めていたのかもしれない。
お客さんがそばにいるか様子の分かりにくい状態で、
ぼんやりと扉を眺めていたこともあるかもしれない。
自分の料理を食べに来てくれる人を待ち望んで…。
けれども、このお店は今…とても賑やかである。
今はぼんやりと眺めることなど、ほとんどないだろう。
<勝手な妄想、終わり>
勝手な妄想をして、
料理が来るまでの時間を潰すのであった。