カフェでの現実的な話について
よくカフェで商談をしていることがある。
こっちは別にいい…こともない。
なぜなら、どうしてもその話が耳に入ってくるからだ。
人の話は聞くもんじゃない。
そんな時はイアフォンでもして、
自分の作業に没頭すればいいだけだ。
…けれども、そういう話は楽しい。
まず、客観的に聞けるのだ。
その商談について、自分は無関係だから、
どういう手口で相手を口説こうとしているか…
冷静に見極めることができる。
何度かそんなタイミングに遭遇し、
あるセールスマンが別の客の悪口を言っていた場面があった。
…このセールスマンは、絶対に優秀じゃない。
個人的には、そう思った。
もちろん、その人も自分の時間を割いているだろうが、
聞いている相手も大切な時間を割いているのだ。
相手に決め手となる口説き文句を言えなかっただけ…
どちらかと言えば、セールスマン側の力量が無かったと思うのだ。
それなのに、あろうことか別のお客さんに
そのことを愚痴るなど…セールス方法なのかもしれないが、
プロ意識が欠けていると感じてしまった。
こんな風に人間観察していると、
いざ自分が商談の機会を迎える時に役立つ。
カフェでの現実的な話は控えてもらいたいが、
勉強にもなるので…時々、複雑な気持ちで聞いているのだった。